家づくりの現場では、職人さんや建築資材がスムーズに動くように管理する「現場監督」という役割が欠かせません。
今回は、工務店の現場監督がどんな仕事をしているのか、一日の流れと仕事内容を詳しく紹介します。
現場監督とは?
現場監督(施工管理)は、建築現場の進行をスムーズに進めるために必要な管理を行う仕事です。
具体的には、以下のような業務があります。
・工程管理:工事がスケジュール通りに進んでいるか確認します。
・品質管理:施工ミスや不具合がないかチェックします。
・安全管理:作業中の事故を防ぐため、KY(危険予知)活動や現場のルールを確認します。
・職人さんとの調整:大工さんや電気工事・水道工事など各業者さん、職人さんとの打ち合わせをします。
・資材の発注&管理:必要な材料が適切に届くよう手配し、材料が不足していないかチェックします。
次は、実際の一日の流れをお伝えします。
現場監督の一日の流れ
①現場へ出発&朝礼
朝は早めに現場へ向かい、作業がスムーズに始められるよう段取りをします。
朝礼では、職人さんと本日の作業内容を確認し、安全に進めるための指導をしたり、注意点を共有したりします。
この段取りと朝礼が一日の流れを決めるので重要なポイントです。
②現場巡回・施工チェック
作業前点検をして、危険な箇所がないかチェックをしてから作業に入ります。
各工程が正しく進んでいるか確認します。
また、各工程の現場写真を撮影し記録します。
③業者・職人さんとの打ち合わせ
次の工程に必要な準備や、施工上の課題について相談します。
特に、建築資材の納期や職人さんの手配は、スケジュール全体に影響するため慎重に調整します。
午前10時ごろ、15分程度の休憩をはさみます。
④昼休憩
現場監督も職人さんと一緒にお昼を取ることが多いです。
雑談をしながら職人さんとコミュニケーションをとり、身体を休めて午後に備えます。
⑤発注業務&書類作成
資材の発注や、施工状況の記録を作成します。
最近では、タブレット端末を使って現場写真を撮りながらデータ管理をすることが増えています。
⑥現場の片付け&翌日の準備
作業終了後は、現場の清掃や、翌日の作業準備を行います。
資材の整理や危険な箇所がないか安全面を確認します。
最後に施錠確認をしっかり行い、終了です。
現場監督の仕事のやりがいと大変なこと
やりがい:家づくりに直接関われる!
現場監督の仕事は大変ですが、その分、家が完成したときの達成感は格別です。
「この家に住むお客様が快適に暮らせるように」という想いを持って取り組んでいます。
大変なこと:調整業務が多い
職人さんのスケジュール調整や、天候による工期の変更など、調整業務が多いのも現場監督の特徴です。
ときには予想外の出来事も発生するため、臨機応変な対応力が求められます。
まとめ|現場監督は家づくりの要!
現場監督の仕事は、「建築現場の指揮官」として工程・品質・安全を管理する大切な役割です。
これから工務店に就職を考えている方や、現場監督の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。